東京都内のワンルームマンションのフルリノベーションを施工させていただきました。
元々の内装は玄関を入り、右手にミニキッチン、左手に３点ユニット（風呂・トイレ・洗面）があり、奥に収納のない洋室がある一般的なワンルームでした。都内では最も多い間取りの一つかと思います。

賃貸物件のため、オーナー様からは他物件との差別化を求められていましたので、思い切った提案をさせていただきました。提案は３点セットを風呂・トイレ・洗面を別々にし、下駄箱・クローゼット収納、そしてカウンターキッチンを配置するという内容でした。オーナー様は現実味のない提案に思われていましたが、レイアウトプランとポイントを説明させていただくと即決いただきました。
ポイントはシャワーユニットです。通常のユニットバスに比べバスタブがない分、設置スペースに余裕が出来、その分を洗面スペースなどに使用できます。また、デザイン性も申し分ないヘッドシャワー付きです。ワンルームマンションで湯船に入らない年中シャワー派の若者が多いことは何となく想像出来、シャワーユニットに行き着きました。

その他、限られたスペースの中で壁と同化するように白色の下駄箱・クローゼットで圧迫感を抑え、逆に洋室内には"見せるキッチン"サンワ製のステンレスカウンターキッチンでインパクトを与えてみました。